2003 CNS GUIDE
copyright
 

2.3 Windows の基本構成

これ以降の説明はWindows XPの環境を想定しています. Windows 2000 や Windows NTを利用する場合も基本的な概念と操作は 同じですので,Windows XPの部分を読み替えて本書を利用してください.


Windows画面
図 2.3 Windows画面

2.3.1 デスクトップ

画面の背景の部分を机上になぞらえて``デスクトップ''といいます. デスクトップには,作業に必要になるさまざまな要素が表示されています.

2.3.2 アイコン

``アイコン''はアプリケーションやフォルダ,ファイルなどを視覚的に表したもの です.アイコンをダブルクリックすると,アプリケーションが起動したり,フォ ルダやファイルの内容が表示されます.次におもなアイコンとその名称を 説明します.

ファイルアイコン

アプリケーションで作成したファイルを表します.ダブルクリックすると ファイル形式に対応したアプリケーションが起動します.

フォルダアイコン

ファイルなどを格納するフォルダを表します. フォルダはUNIX のディレクトリ([*])に相当します. フォルダアイコンをダブルクリックするとその中身を表示できます.

マイコンピュータアイコン

ドライブアイコンやWindows に関するさまざまな設定を行うための フォルダアイコンが格納されています.

ドライブアイコン

マイコンピュータアイコンの中に格納されており,フロッピーディスクやハードディスク,CD-ROMなど,ファイルを保存するドライブ装置を表します.

Windows では各ドライブにそれぞれ``ドライブレター''という アルファベット1文字が割り当てられます. 例えば,フロッピーディスクドライブには`A'が 割り当てられており,Aドライブといいます.

ショートカットアイコン

UNIX のシンボリックリンク([*])に相当する ``ショートカット''を表します. 矢印の部分がそのアイコンがショートカットアイコンであることを示し,このアイコンをダブルクリックすると リンク先のアイコンをダブルクリックした場合と同様の結果が得られます.

ごみ箱アイコン

削除する ファイルやフォルダが一時的に格納される特別なフォルダを表します. ファイルやフォルダの削除方法は[*] を参照してください.

2.3.3 ウィンドウ

ファイルやフォルダの内容を表示する四角い領域のことを 窓になぞらえて``ウィンドウ''といいます(図2.4).

ウィンドウが複数ある場合,一部をクリックして選択すると,そのウィンドウが画面の一番手前に表示され,操作対象となります. この状態を``アクティブ''といい,アクティブになっているウィンドウを ``アクティブウィンドウ''といいます.

ウィンドウ各部の名称
図 2.4 ウィンドウ各部の名称

次にウィンドウの構成について説明します.

2.3.4 タスクバー


``タスクバー'' (図2.5)は,スタートボタン,最小化されたウィ ンドウ,タスクトレイにより構成されます.

タスクバー
図 2.5 タスクバー

スタートボタン
クリックすると``スタートメニュー'' (図2.6)が表示されます. スタートメニューからはアプリケーションの起動やWindows の終了,Windows の設定,ファイルの検索など,Windows 全般に関する主要な操作を行えます.

スタートメニュー
図 2.6 スタートメニュー

最小化されたウィンドウ

最小化ボタン([*])を押したウィンドウは,最小化されて タスクバーに格納されます.クリックするとウィンドウがもとの大きさに戻りま す. また,Windows XPでは多くのウィンドウを立ち上げると,同じアプリケーションでまとめ られて表示されます.

タスクトレイ

``タスクトレイ''には,時計やWindows 起動時に実行されるプログラムなど現在実行中のプログラムのアイコンが表示されます.