電子メールはCNS
を利用する人だけでなく,
インターネットにつながっている外部の人も利用するものです.
利用の際は次の点に注意してください.
1.4.1 複数人へのメッセージの送信
- BCCの利用
送られたメッセージのヘッダを見ると,
To:やCc:に
メッセージを受け取った人のアドレスが記録されています.
通常は誰が読んでいるかわかり便利ですが,
場合によっては
プライバシーを侵害してしまう危険性があります.
メッセージを複数の相手に送る際,
必要に応じて
Bcc:を利用するなどして,
プライバシーに配慮しましょう.
- メーリングリストの利用
メーリングリストにメッセージを送る際は,
そのメッセージの内容がそのメーリングリストに
送ることが正しいかどうかを考えましょう.
全員に送る必要のない内容であれば,
メーリングリストを利用せずに,
個人宛で送るなどの配慮をしましょう.
また,メーリングリストに送られてきたメッセージに対して
返信をする際,
メールクライアントによって送信者個人に
返信するように設定されているものと,
メーリングリストに返信するように
設定されているものがあるため,
送信する前に宛先を確認してから送信しましょう.
1.4.2 メッセージ形式
HTML形式は文字の大きさを変えたり,
色を変えるなど工夫をしたメッセージを作成できますが,
特に変更を加えず,
白地に黒の文字で文章を書くなどする場合には,
HTML形式にする必要はなくテキスト形式で十分です.
メッセージは日常で多く利用するため,
基本的には読めない可能性のあるHTML形式でなく,
テキスト形式を利用してメッセージを書きましょう.
1.4.3 添付ファイル
どのような形式のファイルもメッセージに添付して送信できますが,
ファイルサイズには十分に注意しましょう.
特にメーリングリストは多くの人がメッセージを受け取ります.
画像ファイルなど,
容量が多いファイルの送信は
相手のメールサーバに負担をかけ,
受信する人の通信速度によっては受信に時間がかかるなど,
迷惑になるため,
不用意に行わないようにしましょう.