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5.5 UNIXでのフロッピーディスクの利用

5.5.1 フォーマットの方法と操作

新品のフロッピーディスクの場合には,DOSフォーマットされている場合が多いのでそのま ま利用できますが,それ以外の種類のフロッピーを使用するためには フォーマットを行う必要があります. ここではUNIX環境でのフォーマットについて説明します.

CNS のUINX環境でフロッピーディスクをフォーマットするにはz???のホスト を利用します. フロッピーの種類に合わせてオプションを指定します.フォーマットが終了したら, フロッピーディスクドライブのボタンを押してフロッピーディスクを取り出します.

5.5.1.1 オプション

-dH 2HDディスクを1440KByteにフォーマットする
-dl 2DDディスクを720KByteにフォーマットする

5.5.2 mtoolsコマンド

メディアセンターに設置されているSPARCStation (z???)では, \特別教室に設置されているUltra30(zz???)では, mtoolsコマンドを利用してフロッピーへのデータ 書き込み,読み込みができます.mtoolsコマンドの一覧を表5.9に示します.


表 5.9: mtoolsのコマンドの一覧
コマンド 機能
mcopy フロッピーへのデータ書き込みと読み出し
mdir フロッピーのカレントディレクトリのファイルを表示
mcd フロッピー側のカレントディレクトリを変更
mtype フロッピー内のファイルの内容を見る
eject フロッピーの取り出しを行う(z???)

mreadコマンドとmwriteコマンドの書式を次に示しま す.最初に指定するファイル名がコピーする元ファイル名であり,2番目に指定するファ イル名がコピー先のファイル名です.同じファイル名のままコピーする場 合にはドット(`.')を入力します.

次にmreadとmwriteコマンドの実行例を示します.

mtoolsコマンドを利用したファイル転送では,日本語文字コード を自動的に変換しないため,nkfコマンド([*])を利用して日本語文字コードを変換する必要があります.