2.2.1 ログイン
コンピュータが利用できる場合,
画面は図2.1のように表示されています.
この状態を``ログイン画面''といいます.
この画面が表示されていない場合には,
他のユーザがすでにそのコンピュータを利用しています.
図 2.1:
ログイン画面
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ログイン画面の中に表示されている
`Login:'と
`Password:'
の後にログイン名とパスワードを入力することでユーザの認証()が行われます.
CNS環境のコンピュータでは,
省電力のため一定時間を過ぎるとディスプレイの電源が切れます.
もし電源が切れている場合にはマウスを動かすか何かキーを押してください.
それでも暗いままであればディスプレイの電源が入っているか確認して
ください.
まったく反応がない場合は,ITCもしくはCNSコンサルタントに連絡してください.
ログインするには,
次の手順で行います.
- 入力の準備をする
`|'が`Password:'の後にあるときは,
<RET>を押して
`Login:'の後へ
`|'を移動します.
このとき,
ログイン画面の中に``Login incorrect''というエラーメッセージが表示されますが,
これは<RET>を押すと
`Password:'の文
字を入力したとみなされるた
めです.
- ログイン名を入力する
ログイン名を入力した後に
<RET>を押すと,
`|'が`Password:'の後に移り,
パスワード入力待ちの状態になります.
- パスワードを入力する
パスワードは他のユーザに知られないように,
入力してもログイン画面には何も表示されません.
画面で入力の確認はできないので,
慎重に入力してください.
- ユーザ認証が行われる
パスワードを入力し<RET>を押すと,
ユーザの認証が行われます.
認証に成功すると図2.3の画面に切り替わり,
コンピュータを利用できます.
ログイン名やパスワードの入力に間違いがあると認証に失敗するため,
ログイン名の入力からやり直します.
間違えた場合は,
<BS>を押すと1文字消去,
C-uを押すと全文字消去できます.
<CAPS>などのキーが押されていると,
パスワードが大文字で入力されるので
入力前に確認してください.
CNS
ではすべてのUNIX環境のコンピュータに対して,
同一のログイン名とパスワードでログインできます.
これはNISサーバによって,
ログイン名とパスワードを一括管理している
ためです.
NIS (Network Information Service)ではネットワークに関連する情報を共有できます.
何度入力し直してもログインできない場合,
パスワードを覚え間違えている可能性があります.
正しいパスワードを思い出せないときは,
ITCの窓口に行ってください.
2.2.2 ログアウト
コンピュータの利用を終えて,コンピュータとの接続を切ることをログアウトと
いいます.
ログアウトする際には,
画面左上に表示されている`CONSOLE'ウィンドウ()で次のように入力します.
ログアウトに成功した場合には,
画面が切り替わりログイン画面(図2.1)が表示されます.
それを確認してからコンピュータを離れてください.
何らかのトラブルでログアウトできない場合は,
ITC (内線52512) もしくは
CNS
コンサルタント (内線52519)
に連絡してください.
絶対にログインしたままコンピュータを放置しないでください.
またログアウトする前にターミナルウィンドウ
()
以外のアプリケーションはすべて終了してください.
アプリケーションを起動したままログアウトすると,
アプリケーションの終了処理が正常に行われず,
コンピュータに負担をかけることになります.
`CONSOLE'ウィンドウが見当たらない場合は,
ルートウィンドウでマウスの中ボタンをプレスし,
`CONSOLE'と書かれた部分でリリースすると`CONSOLE'ウィンドウに移動できます.
2.2.3 O2でのログアウト
λ11特別教室に設置されているSGI O2 (otwo??)は,
ログインの操作は他のUNIX環境のコンピュータと同じですが,
ログアウトの方法が異なります.
- 画面の右下にあるツールチェスト
(図2.2)の中の
[デスクトップ]をマウスの左ボタンでクリックする.
さらに詳しいメニューのリストが表示されるので,
その中から[ログアウト]を選択する.
- 図2.2のような`Confirm'ウィンドウが表
示されたら,マウスの左ボタンで[はい]をクリックする.
[いいえ]をクリックするか<RET>を押すと,ログアウトは行われない.
O2では`Confirm'ウィンドウで[はい]を選択しなければログアウトできません.
また,
`Confirm'ウィンドウは表示されるまでに時間がかかる場合があります.
図 2.2:
SGI O2 ツールチェストと`Confirm'ウィンドウ
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