プリンタに印刷命令を出しても 他の人が先に印刷しようとしている場合, すぐには印刷されず順番待ちになります. プリンタの印刷稼働状況を調べるには, lpqコマンドを利用します. lpqはLine Printer Queueの略です. lpqコマンドはプリンタ名を指定して 実行します.
% lpq -P[プリンタ名] <RET>
% lpq -Pnps1 <RET> nps1 is ready and printing Rank Owner Job Files Total Size active t02000tf 192 (standard input) 63477 bytes 1st s02000hf 193 report.ps 1332 bytes 2nd s02000hf 194 cns.ps 3453 bytes % _
実行例の最初の1行目はプリンタの状態を示しています. この例ではユーザからの命令を受け付け, 印刷できる状態であることを表しています. 3行目からが各ユーザの印刷の順番です. 左から印刷待ちの状態, 印刷を実行したユーザ, プリンタで処理する際のジョブ番号, 印刷するファイル名, ファイルの容量 が表示されています.
印刷待ちの表示は, 現在処理中の場合activeが表示されており, 順番待ちの場合は印刷される順番の予定が表示されます. 印刷キュー () に自分の命令が表示されなくなったら, そのファイルは印刷されたことになります.また lpqコマンドを実行したときの`no entries'と いう表示は現在そのプリンタ の利用者がいないことを表しています.
% lpr -Pnps3 file1.ps <RET> % lpq -Pnps3 <RET> nps3 is ready and printing Rank Owner Job Files Total Size active t02000tf 23 (standard input) 3477 bytes 1st s02000hf 24 file1.ps 4522 bytes % lpq -Pnps3 <RET> nps3 is ready and printing Rank Owner Job Files Total Size active t02000hf 24 file1.ps 4522 bytes % lpq -Pnps3 <RET> no entries % _