Photoshopは画像の加工,編集のためのアプリケーションです.CNS では,SGI O2 (以降O2と表記します)でバージョン2.5,Windows でバージョン5.0, Macintosh でバージョン5.5のPhotoshopを利用できます.ここではO2での Photoshopの起動や終了について説明します.
Photoshopでは高度な画像処理が可能ですが,メモリやディスクなどの計算機資 源を非常に多く必要とするので,使用する場合は次の項目に注意してください.
O2には17インチのディスプレイモニタが接続されており, 24bit (16,777,216色)でカラーを表示します.
O2でPhotoshopを利用する場合,メモリ容量はあらかじめ設定されていますが, 最初にPhotoshopが確保するメモリ容量を自 分で設定することもできます.Photoshopを起動する前に次のように入力すると, Photoshopのためにメモリを96MByte確保できます.
% setenv PHOTOSHOP_MEMORY 96 <RET> % _
この数字を大きくすると,サイズの大きな画像ファイルを編集する際に動作が速くな ることがありますが, O2ではあまり大きく設定した場合,起動できなくなるなど の不都合が起こる可能性がありますので,注意してください.
O2でPhotoshopを利用する際に,さまざまな設定や環境を保存するためや,作業 用の一時的なファイルを置くディレクトリとして,ホームディレクトリ の下にAdobePhotoshopというディレクトリが作成されます.
Photoshopは起動時に一定量のメモリを確保しますが,容量の大きい画像ファイ ルなどを扱うと確保されたメモリでは足りなくなるので,その場合にも作業領 域としてこのディレクトリを使用します.
Photoshopを起動するには次のように入力します.
% photoshop & <RET>
起動すると,`Menu Bar' (図),`Toolbox', `Brushes'の3つのウィンドウが表示されます.
表示される3つのウィンドウのうち,横に細長い`Menu Bar'ウィンドウ (図)を使用して ファイルの読み込みなどを行います. また,このメニューバーを利用してさまざまな加工ができます.
Photoshopを終了するには,メニューバーから[File]→[Quit]を選 択します.また,O2が反応しなくなったり,Photoshopが強制的に 終了させられたなど,Photoshopが正常終了できなかった場合は,自 分のホームディレクトリの下の次に示すディレクトリに作業領域として使っていた 一時的なファイルが残っている場合があります.異常終了した場合は必ず確認して, 不要なファイルを消去してください.