CNS環境/CNSの利用にあたって/パスワードに関する諸注意
決して他人にパスワードを教えてはいけません.また,単純なパスワードを設定すると他人に解読される恐れがあります.パスワードが他人に知られた場合,不正にログインされ自分のファイルを消去・変更されたりするだけでなく,CNS のシステム全体が破壊される危険性があります.また,そのユーザの持つあらゆる権限や責任のもとに不法行為を働かれる恐れがあります.このような事態は不正使用された本人だけの問題ではなく,慶應義塾大学への不信感を招くことになりかねませんので注意してください. このような事態を防ぐもっとも有効な手段は,各自がパスワードの管理をしっかり行うことです.パスワードはユーザが自由に決められますが,推測されやすいパスワードを設定しないように注意してください.パスワードは,最初の6 文字以内に少なくとも2つのアルファベット文字と,1つの数字もしくは特殊文字が含まれなければいけません.良いパスワードの例,悪いパスワードの例を次に示すので参考にしてください.
教職員やメディアセンターの各コンサルタントがパスワードを尋ねるようなことは絶対にありません.おかしいと思ったときはパスワードを変更してください.また,他人がその人のログイン名で作業してほしいという理由でパスワードを教えようとしてきた場合も,いかなる理由であれ断わってください.
2.3.1 CNS でのパスワードの変更パスワードは定期的に変更することが望ましく,CNS では3か月に1度変更を行わなければアカウントが一時的に停止され,コンピュータにログインできなくなります.パスワードを変更するにはyppasswdコマンドを使用します.この際,安全性を高めるためパスワードは入力しても結果は画面に表示されません.
% yppasswd<RET>
yppasswd: Changing password for t01000tf
Enter login(NIS) password: <RET> ←古いパスワードの入力
New password: <RET> ←新しいパスワードの入力
Re-enter new password: <RET> ←確認のための入力
NIS passwd/attributes changed on ns0
% _ ``NIS passwd/attributes changed on ns0''というメッセージが表示されるとパスワードが変更されます.
パスワードの変更は,有効となるまで多少時間がかかります.パスワードの変更後,しばらく待ってからログインしてください.
2.3.2 パスワードを忘れたとき自分のパスワードを忘れてしまった場合は,学生証を持ってメディアセンター1階のCNS /ERNSサービス窓口に行ってください.CNS /ERNSの場所は巻末の地図を参照してください.本人であることを確認の上,新しい仮のパスワードが設定されます.この仮のパスワードでログインしたら,すぐにyppasswdコマンドを使って新しいパスワードに変更してください.
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