PSファイルを生成するコマンドとlprコマンドを,パイプで組み合わせることで,PSファイルを生成せずに印刷できる.またパイプやリダイレクションを用いることによって,拡大縮小後のPSファイルを生成することなく,直接必要なページだけを印刷できる.a2psコマンドによって作成されたPSファイルを保存せずにプリンタから印刷する例を次に示す.
% a2ps -p [ファイル名] | lpr -P[プリンタ名]<RET>
dvi2psコマンドとnupコマンドをパイプで組み合わせて,縮小印刷する方法を次に示す.
% dvi2ps [dviファイル] | nup -[縮小度] [オプション] | lpr -P[プリンタ名]<RET>
また縮小元のPSファイルをリダイレクションを用いて縮小後のPSファイルを生成せずに縮小印刷する方法を次に示す.
% nup -[縮小度] [オプション] < [縮小元PSファイル] | lpr -P[プリンタ名]<RET>
psselectコマンドとパイプを用いてPSファイルを生成せずに縮小印刷する方法を次に示す.
% psmulti [オプション] -pages [縮小度] [PSファイル] | lpr -P[プリンタ名]<RET>
psselectコマンドを利用して,PSファイルを生成せずに直接必要なページだけを印刷する方法を次に示す.
% psselect [オプション] [ページ番号] [PSファイル] | lpr -P[プリンタ名]<RET>