図表に対する文章の回り込みや,一時的な2段組などといった 複雑なレイアウトの文書の作成に有効なのが, minipage環境である.
\begin{minipage}[位置]{横幅} ・ ・ ・ \end{minipage}
\textwidth
)を基準とする方法がある.例えば,本文領域の横幅の45% にしたければ,
0.45\textwidth
のように記述する.
また,``位置''にはtあるいはbが指定できる. tはminipage環境内の第1行めを minipage環境前後の行と高さを合わせ, bは同様に最終行と高さを合わせる.``位置''は指定しなくてもよいが, その場合には大括弧[]も必要ない.
\noindent
\begin{minipge}[b]{210pt}
\ttfamily minipage
環境を用いることによって,図に対する文章の回り込みや,疑似的な2段組などの複雑なレイアウトを実現できます.\\
\ttfamily minipage
環境同士の行数を文書イメージで確認しながら手動で合わせなければならない点です.この苦労を惜しまなければ,比較的自由なレイアウトの文章を作成できます.
\end{minipage}\hfill
\begin{minipage}[t]{150pt}
\epsfile{file=input.eps}
\end{minipage}
minipage環境は応用性の高い環境であるので,さまざまな目的に用いることが可能である.詳しくは専門書を参照のこと.