WWWは,インターネットに接続された,情報を公開するためのコンピュータ(WWWサーバ)と,公開されている情報を入手するツール(WWWブラウザ)により構成されている(図1.1).
WWWサーバはインターネットに接続された,情報を公開するためのコンピュータである.WWWサーバは,WWWブラウザから情報の送信要求を受けると,要求された情報をWWWブラウザに対して送信する.なお,CNSのWWWサーバ名はwww.sfc.keio.ac.jpである.CNSのWWWサーバで情報を公開する方法については第VI部 3を参照すること.
WWWブラウザは,WWWサーバで公開されている情報を得るためのツールである.入手したい情報の場所をWWWブラウザに指示すると,WWWブラウザは適切なWWWサーバに対して情報の送信を要求する.そしてWWWサーバから送られてきた情報をWWWブラウザのウィンドウに表示する.なお,CNSでは,WWWブラウザはほぼすべてのホストで利用できる.CNSでWWWブラウザを利用する方法については第VI部 2を参照すること.