記号の含まれたファイル名をつけた場合,lsコマンドでファイルの存在は確認できても,catコマンドやrmコマンドを使ってファイル操作を行うことができない.例えばfile,1のようにファイル名に記号が入ってしまった場合,次のようにダブルクォーテーションでファイル名を囲うことで指定できる.
% cat "file,1"<RET>
% mv -file2 file2<RET> usage: mv [-if] f1 f2 or mv [-if] f1 ... fn d1 % mv - -file2 file2<RET> % _
CNSのUNIX環境ではファイル名が日本語のファイルを操作できない.Muleで編集したファイルを保存するとき,またWindowsからファイルを転送する際は,半角英数字でファイルに名前をつけること.
どうしても消去できない場合は,ls -iを実行し,ファイルがどこに記憶されているのかの一覧を出す.その番号を利用し次のように入力することでファイルを消去できる.
% find . -inum [番号] -exec rm {} \;<RET>
% ls -i<RET> 562240 chinese.txt 562050 search.txt 186231 di'red,?txt 561999 story.txt 186232 file1 186233 test.tex 562055 file2 % find . -inum 186231 -exec rm {} \;<RET> % _