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3.3 パスワード

パスワードが他人に知られてしまった場合,勝手にファイルを消去,変更され たり,CNSのシステム全体が破壊される危険性がある.また,そのユーザの持 つあらゆる権限や責任のもとに不法行為を働かれる恐れがある.このような事 態は不正使用された本人だけの問題ではなく,慶應義塾大学への不信感を招く ことになりかねない.

これを防ぐ最も簡単で強固な手段は,各自がパスワードの管理をしっかり行う ことである.パスワードはユーザが決められるが,その際は盗まれやすいパス ワードにしないこと.良いパスワードの例,悪いパスワードの例を次に示すの で参考にしてほしい.

良いパスワードの例

悪いパスワードの例

教職員やメディアセンターの各コンサルタントがパスワードを尋ねるようなこ とは絶対にない.おかしいと思ったときはパスワードを変更した方がよい.ま た,他人がその人のログイン名で作業してほしいという理由でパスワードを教 えようとしてきた場合も断わること.

     
3.3.1 CNSでのパスワードの変更

パスワードは定期的に変更することが望ましい.他人に教えなかったとしても, 簡単なパスワードであればプログラムを作成することで他のユーザに知られて しまう可能性がある.最低でも2,3か月に1度は変更するように心がけること. パスワードを変更するにはyppasswdコマンドを使用する.また,パスワー ドの入力結果は画面には表示されない.  

% yppasswd<RET>
Changing NIS password for t98000tf on ns.
Old password:←古いパスワードの入力 
New password:←新しいパスワードの入力
Retype new password:←確認のための入力   
NIS entry changed on ns
% _
``NIS entry changed on ns''というメッセージが表示されるとパスワー ドが変更される.

パスワードの変更には,その変更が有効となるまで多少時間を要する場合があ る.パスワードの変更後はしばらく待ってからログインすること.

   
3.3.2 パスワードを忘れたとき

自分のパスワードを忘れてしまった場合は,学生証などの身分証明証を持って メディアセンター1階リサーチエリアのCNS/ERNSサービス窓口に行くこ と.本人であることを確認の上,新しい仮のパスワードが設定される.この仮 のパスワードでログインしたら,すぐにyppasswdコマンド ()を使って新しいパスワードに変更すること.