パスワードが他人に知られてしまった場合,勝手にファイルを消去,変更され たり,CNSのシステム全体が破壊される危険性がある.また,そのユーザの持 つあらゆる権限や責任のもとに不法行為を働かれる恐れがある.このような事 態は不正使用された本人だけの問題ではなく,慶應義塾大学への不信感を招く ことになりかねない.
これを防ぐ最も簡単で強固な手段は,各自がパスワードの管理をしっかり行う ことである.パスワードはユーザが決められるが,その際は盗まれやすいパス ワードにしないこと.良いパスワードの例,悪いパスワードの例を次に示すの で参考にしてほしい.
パスワードは定期的に変更することが望ましい.他人に教えなかったとしても, 簡単なパスワードであればプログラムを作成することで他のユーザに知られて しまう可能性がある.最低でも2,3か月に1度は変更するように心がけること. パスワードを変更するにはyppasswdコマンドを使用する.また,パスワー ドの入力結果は画面には表示されない.
% yppasswd<RET>
Changing NIS password for t98000tf on ns.
Old password:←古いパスワードの入力
New password:←新しいパスワードの入力
Retype new password:←確認のための入力
NIS entry changed on ns
% _
自分のパスワードを忘れてしまった場合は,学生証などの身分証明証を持って
メディアセンター1階リサーチエリアのCNS/ERNSサービス窓口に行くこ
と.本人であることを確認の上,新しい仮のパスワードが設定される.この仮
のパスワードでログインしたら,すぐにyppasswdコマンド
(→)を使って新しいパスワードに変更すること.