2003 CNS GUIDE
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2.7 Finderの基本操作

ここではFinderを利用したファイルやフォルダの操作方法を説明 します. UNIX ,Windows ,Mac OS いずれのOS に関わらず,操作方法が変わっても,ファイルやディレクトリという概念に大きな違いはありません. Mac OS でもファイルやフォルダはツリー構造([*])をとっています. UNIX でディレクトリと呼ばれているものが,Mac OS ではフォルダに相当します. またUNIX でファイルと呼ばれているものを,Mac OS では書類と呼ぶことがあり ます.

2.7.1 フォルダの新規作成

メニューバーから[ファイル]→[新規フォルダ N]を選 択すると,アクティブなウィンドウの中に`名称未設定フォルダ'という名前のフォ ルダが作成されます.名前を入力できる状態になるので,そのフォ ルダの名前を入力します.最後にを押すと,フォルダ名が確定しま す.


図2.13 フォルダの新規作成

2.7.2 書類やフォルダの移動,コピー,消去

書類やフォルダの操作を行うには,最初に対象となるアイコンを クリックして選択します. 複数のアイコンを選択する場合には,<SHIFT>を押しながら複数のアイコンをクリックするか,複数のアイコンを囲むようにドラッグします.

2.7.2.1 移動

書類やフォルダを別の場所に移動するには,対象となるアイコンを移動先の フォルダアイコンやフォルダウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップ します. フォルダアイコンにドロップするときには移動先のフォルダアイコンが反転 されていることを,ウィンドウにドロップするときには移動先のウィンドウの内側に灰色 の枠が表示されていることを確認してください.


図2.14 書類やフォルダの移動

2.7.2.2 コピー

書類やフォルダをコピーするには次のような方法があります.


図2.15 書類やフォルダのコピー

2.7.2.3 消去

書類やフォルダを消去するには,対象となるアイコンをゴミ箱アイコン([*])に ドラッグ・アンド・ドロップ します.もしくは対象となるアイコンを選択し,mac command key+<DEL>を押すことで,それらをゴミ箱に移動できます. ゴミ箱は何も入っていない状態と,そうでない状態でアイコンが変化します. ゴミ箱に書類やフォルダを移動すると,ゴミ箱のアイコンが変化します.

図2.16 ゴミ箱が空の状態
図2.17 ゴミ箱が空でない状態

ゴミ箱に移動しただけではディスク上から書類やフォルダは消去されません. ゴミ箱の中身を実際にディスク上から消去するためには,メニューバーから[特 別]→[ゴミ箱を空に...]を選択します. [ゴミ箱を空に...]を選択すると,ゴミ箱の中にあった書類やフォルダが完全に消去され,ゴミ箱アイコンが 再び空の状態になります.

空でないゴミ箱アイコンをダブルクリックすると,ゴミ箱に入っている書類やフォルダが表 示されます.これらの書類やフォルダは,自由にゴミ箱から出すことができます. 悪意を持った第三者が,これを悪用することも考えられますので,ファイルの管理には十分に気を配ってください.

2.7.3 書類やフォルダの名称変更

作成した書類やフォルダの名前を変更するには,アイコンが選択されている状態でを押す,もしくは 対象となるアイコンの名前が表示されている部分をクリックします. 名前の部分が反転して文字を入力できるようになるので,文字を入力して名前を変更します(図2.18).

名称変更時の表示
図 2.18 名称変更時の表示

2.7.4 書類やフォルダのエイリアスの作成

``エイリアス''はUNIX におけるシンボリックリンク,Windows におけるショートカット に相当します([*]).

書類やフォルダのエイリアスを作成するには,対象となるアイコンをクリックして選択し,メニューバー から[ファイル]→[エイリアスを作る M]を選択します. エイリアスの名前は斜体で表示され,末尾には自動的に`のエイリアス'がつきますが,名前は自由に変更できます(図2.19).

エイリアスアイコンとオリジナルアイコン
図 2.19 エイリアスアイコンとオリジナルアイコン

2.7.5 書類やフォルダの検索

書類やフォルダの場所を検索するには,Sherlock 2を使用します. メニューバーから [ファイル]→[検索... F]を選択すると,`Sherlock 2'ウィンドウ(図2.20)が表示されるので,検索条件を入力します.


図2.20 `Sherlock 2'ウィンドウ