2003 CNS GUIDE
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5.4 ファイルやディレクトリの操作

ファイルやディレクトリの操作はOS によって 多少の違いがありますが,どのOS でもファイルやディレクトリに対して,次のような操作を行えます. 各OS での操作方法は,UNIX ([*]),Windows ([*]),Mac OS ([*]) を参照してください.

5.4.1 コピー・削除・移動

ファイルやディレクトリは内容を複製できます. 違う名前で同じ内容のファイルやディレクトリを作成したり,違うディレクトリに同じ名前で同じ内容のファイルやディレクトリ を作成できます. 不必要になったファイルやディレクトリは消去できます. また,ファイルやディレクトリは別の場所へ移動できます.

5.4.2 リンクの作成

ファイルが増えてディレクトリの構造が複雑になると,パスが長くなり作業効率が悪くなります. そのディレクトリから目的のファイルやディレクトリまで 簡単に到達するために,長いパスを他の名前や短いパス名に 置き換えて``リンク''を作成する機能があります. ディレクトリにリンクを作成すると,実際はそのディレクトリにないファイルやディレクトリを,そこにあるものと同等に扱えます. リンクはパスを置き換えて表示するだけなので,ファイルをコピーするより,容量が小さく済みます. また,複数のユーザで同じファイルを参照する場合,ファイルをそれぞれのユーザのディレクトリにコピーするのではなく,同じファイルに対するリンクを作成することで,常に新しい情報を共有できます.

リンクは各OS で呼称が異なります. UNIX では,``シンボリックリンク'' や ``ハードリンク''([*]),Windows では,``ショートカット'' ([*]),Mac OS では,``エイリアス'' ([*])といいます.