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■ 注意 ■
IntelliStationの置き換えに伴い、このページに記載されている操作方法と異なることがあります.最新情報に関しては メディアセンターのwebページ(http://www.sfc.keio.ac.jp/mchtml/premiere/index.html) を参照してください.

4.4 DVD-Rの利用

`DVD-R'は追加書き込み可能な大容量メディアです. λ18特別教室でDVD-Rを利用できます.DVD-Rに動画データ を保存するには,MPEG2形式を利用する必要があります.ここでは,Adobe Premiere を利用した動画ファイルのMPEG2形式への変換方法と,DVDit!を利用したDVD-Rの作成 方法を説明します.なお,Adobe Premiereの利用方法はSFC AV ガイドや市販のマニュアルを 参照してください.

4.4.1 MPEG2形式へのデータの変換

  1. Adobe Premiere上で動画ファイルの編集作業が完了したら,メニューバー から[ファイル(F)]→[出力(R)]→[ムービー (M)]を選択する.[ムービー(M)]が選択できな い場合は`タイムライン'ウィンドウを選択したのち再度行う.

  2. `ムービー出力'ウィンドウが表示されるので,[設定]をクリックする.

  3. `ムービー出力設定'ウィンドウが表示される(図4.3)ので, `全般設定'の項目で`ファイルの種類(F)'に`Pinnacle MP2'を選択する.

  4. `範囲(R)'には編集した`プロジェクト全体'か`作業域'のどちらかを選択 する.なお,`作業域'はAdobe Premiereの`タイムライン'ウィンドウ 上で選択された範囲を表す.

  5. `ビデオ出力(V)'と`オーディオ出力(A)'のチェックボックスを選択する.

    図 4.3: Export Movieウィンドウ

  6. 設定項目を`全般設定'から`ビデオ設定'に切り替える.

  7. `圧縮形式'に`Pinnacle MP2 MPEG2'が表示されていることを確認し, [設定(C)]をクリックする.

  8. `Settings Pinnacle DC1000'ウィンドウが表示されるので,`Date rate'を `4MBit/s'に設定する.[Apply]をクリックし,[OK]を選択しウィンドウを閉じ る.

  9. `ムービー出力設定'ウィンドウで[OK]をクリックすると, `ムービー出力'ウィンドウへ戻るので,保存するファイル名を入力し て[保存(S)]をクリックする.

  10. 出力が終了すると`出力中'ウィンドウが閉じるので, Adobe Premiereを終了する.

4.4.2 DVDit!によるDVD-Rの作成


4.4.2.1 DVDit!の起動

  1. スタートメニューから[プ ログラム(P)]→[DVDit! PE]→[DVDit! PE]を選択し,DVDit!を起動する.

  2. `プロジェクトを作成します'ウィンドウが表示されるので,[新しいプロジェク トを始める]をクリックする.

  3. 次のウィンドウが表示されるので,`ビデオ様式を選んでください'欄で `NTSC'を,`ビデオフォーマットを選んでください'欄で`MPEG2'を選択し, [次へ]をクリックする.

  4. `画面サイズの選択'ウィンドウが表示されるので,`4:3(標準的なテレビ)'を選択し[終了] をクリックする.



4.4.2.2 DVDit!の構成

DVDit!ウィンドウ(図4.4)の構成について説明します.

図 4.4: DVDit!のウィンドウ




4.4.2.3 プロジェクト作成の準備

DVDit!を利用してプロジェクトを作成するには, 個人作業用フォルダを作成する必要があります. ここでは例として`t02000tf'というフォルダを作成して説明します.

  1. `V:\DVDit! PE\Themes' フォルダ内に`t02000tf'というフォルダを作成する.
  2. t02000tfフォルダ内に`Backgrounds'と`Buttons',`Media' フォルダを作成する.
  3. サンプルデータを使用する場合,`Backgrounds'フォルダ と`Buttons'フォルダにはそれぞれ,`Themes'フォルダ内 の`Default'フォルダのサンプルデータをコピーしておく.



4.4.2.4 オーサリング

文字や画像,音声などの素材を組み合わせてプロジェクトを作成することを オーサリングといいます. ここでは,メニュー画面からボタンが押されると,動画が再生するプロジェクトの 作成手順を示します.



  1. `カレントテーマ'の`テーマ'をクリックし,[テーマを開く...]を選択する.

  2. `テーマを選んで開く...'ウィンドウが表示されるので, t02000tfフォルダを選択し,[OK]をクリックする.

  3. `背景'ボタンをクリックし,利用したい背景データ を`Menu1'アイコンへドラッグ・アンド・ドロップ する.同様に,必要に応じて最 大で`Menu10'まで背景を配置できる.

  4. `ボタン'ボタンをクリックし,ボタン データを`VideoMonitor'上へドラッグ・アンド・ドロップ で配置する.

  5. `テキスト'ボタンを選択し,利用するフォントをVideoMonitor上へ ドラッグ・アンド・ドロップ し,配置する.配置したフォントを選択して文字を 入力する.

  6. VideoMonitorに配置した文字列に装飾を行う場合,文字列を選択し,メニュー バーから[効果]
    →[テキストプロパティ]を選 択する.`テキストプロパティ'ウィンドウが表示されるので,色,効果 などを設定し[OK]を選択する. VideoMonitorに配置した文字列に影をつける場合,その文字列 を選択し,メニューバーから[効果]→[影付 け]を選択する.`影付け'ウィンドウが表示されるので,`選択する項目' から`選択されたメニューアイテム'を指定し,影の距離,ぼかしなど を設定し[OK]をクリックする.

  7. 作成した`Menu'をボタンとして利用し,`Menu'を階層化するには,ボタンと して利用したい`Menu'をVideoMonitor上へドラッグ・アンド・ドロップ し,配置す る.

  8. ボタンと`Menu'との関連付けを確認するには,VideoMonitor上で右ク リックをする.表示されるメニューから`ボタンリンクを表示'を選択す ると関連付けを確認するためのウィンドウが表示される.

  9. `メディア'ボタンをクリックし,表示されたムービーファイルをVideoMonitor上の各 ボタンにドラッグ・アンド・ドロップ で張り付ける.

以上でオーサリング作業が終了します.

オーサリング終了後, DVD-Rへの書き込みを行う前に,作成したビデオが正しく機能するかどうかシュ レーションを行ってください.シュミレーションは`Remote Control'ウィンドウ を操作して行います(図4.5).その際,`再生'ボタンが押されているか確認してください.

図 4.5: Remote Controlウィンドウ

4.4.3 メディアの作成(DVD-Rへの書き込み)

確認が終了したら,DVD-Rへの書き込みを行います. 書き込み時は,エラーの原因となるので他のアプリケーションを起動させない でください.

DVD-Rは1度しか書き込みができません.書き込み済みのDVD-Rや書き込みに失敗したDVD-Rの再利用はできないので,注意して作業を進めてください.

  1. メニューバーから[ビルド]→[DVDディスクの作成]を 選択すると,`DVDディスクの作成'ウィンドウ(図4.6)が表示される.

    図 4.6: DVDの作成ウィンドウ

  2. `ソース'欄で`現在のプロジェクト'を選択する.

  3. `レコーダー'欄で`PIONEER DVD-R DVR-S201'を選択する.

  4. `書き込み速度'を`10倍速'に設定する.

  5. [OK]を押すとDVD-Rへの書き込みが開始される.

  6. 書き込みが終了すると,DVD-Rが自動的に出てくる.`DVDビデオをビルド しています'ウィンドウが表示されるので[OK]をクリックする.


作業に利用する`V'ドライブは複数のユーザが利用するため,作業が終了したら不必要なaviファイル,mpgファイルなどは削除してください.



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