CNSのUNIX環境では,ログインすると図2.1のように,2つのウィンドウとFvwmButtons,FvwmPagerが表示される.
ウィンドウは,文字や画像を表示する領域である.次にウィンドウの種類とウィンドウ各部について説明する.
ウィンドウには次のような種類がある.
画面の背景の部分をルートウィンドウと呼ぶ(図2.1).ルートウィンドウ上には,さまざまなウィンドウやマウスカーソルが表示される.
左端に`%
'が表示されているウィンドウをターミナルウィンドウと呼ぶ.コマンドを入力するときには,通常ターミナルウィンドウを利用する.
コンソールウィンドウは特別なターミナルウィンドウで,ここでの作業を終了するとログアウトする.CNSのUNIX環境では,通常ディスプレイ画面の左上に表示される`CONSOLE'というタイトルのウィンドウのことを指す.
ウィンドウには次のような付属要素を持つものもある(図2.2).
ウィンドウのサイズ,位置,重なりを変更したり,ウィンドウをアイコン化するのに利用する.
ウィンドウ内の表示を先に進めたり(スクロール),後ろに戻したり(バックスクロール)するのに利用する.
ウィンドウ操作についての詳しい説明は第II部 2.3を参照すること.
アイコンはウィンドウの内容やアプリケーションなどを視覚的に表したものである.アイコンとして表示されたウィンドウは,クリックすると元の大きさに戻る.