SFC CNS GUIDE 2004

6.4 メッセージの検索

Wanderlustでは,メッセージの送信者や宛先,件名 などの条件によってメッセージを検索できます.

6.4.1 簡単な検索

SummaryモードでVを入力すると, エコーエリアに次のようなメッセージが表示されます.

Search by (Body): _

ここで,`From'や`To', `Cc',`Subject' などの検索対象(表6.2) を次のように入力します.

この表では検索対象とする語を[パターン]と表します.

表 6.2: Wanderlustのおもな検索条件項目
検索条件 意味
From From: フィールドに[パターン]がある
To To: フィールドに[パターン]がある
Cc Cc: フィールドに[パターン]がある
ToCc To: フィールドとCc: フィールドに[パターン]がある
Subject Subject: フィールドに[パターン]がある
Body 本文中に[パターン]がある
!From From: フィールドに[パターン]がない
!To To: フィールドに[パターン]がない
!Cc Cc: フィールドに[パターン]がない
!ToCc To: フィールドとCc: フィールドに[パターン]がない
!Subject Subject: フィールドに[パターン]がない
!Body 本文中に[パターン]がない


ここでは,t00000tfから受けとったメッセージ (`From'が`t00000tf')を 検索する例を示します.

Search by (Body): From_

検索対象を入力し<ENTER>を押すと, エコーエリアに次のようなメッセージが表示されます.

Value for 'From': _

ここで検索対象に使用する条件を次のように入力します.

Value for 'From': t00000tf_

検索条件を入力し<ENTER>を押すと検索処理がはじまります. エコーエリアに`Searching...'という検索中であることを 示すメッセージが表示された後, 検索条件に一致したメッセージの一覧が表示されます.

6.4.2 複雑な検索

メッセージを検索するときに, 複数の条件を組み合わせて指定できます.

6.4.2.1 最初から複数の条件を指定する

Wanderlustで複数の条件を組み合わせて指定するには, 表6.3 の検索条件を使います.ここでは1つめの検索条件を[パターン1],2つめの検索条件を[パターン2]と 表します.

表 6.3: Wanderlustの複合検索条件項目
検索条件 意味
AND [パターン1]かつ[パターン2]
OR [パターン1]もしくは[パターン2]

ここでは,`From:' フィールドまたは`To:' フィールドに`s00000hf' が含まれているメッセージを検索する例を示します.

はじめに,通常のメッセージの検索と同じように Vを押します.次に,検索条件を指定するために, 表6.3 の条件を指定します.

Search by (Body): OR_

すると, `OR(1) Search by (Body):'と表示されるので, 表6.3の[パターン1]に相当する 検索条件を指定します.

OR(1) Search by (Body): From_
Value for 'From': s00000hf_

[パターン1]の検索条件を指定したら, 同じように[パターン2]の検索条件を指定します.

OR(2) Search by (Body): To_
Value for 'To': s00000hf_

なお,`AND(1) Search by (Body):'や`OR(1) Search by (Body):'など と表示されているときにさらに`AND',`OR'を指定できます.

6.4.2.2 検索結果からさらに絞り込む

検索をした後で結果が多すぎたときなど, さらにその結果から絞り込み検索ができます. 検索結果を絞り込むときには, 検索結果が表示されている状態で 通常の検索と同様に, Vを押します. その後の操作は,通常の検索と同じです.

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