XVは, 対話的に画像の操作, 編集を行えるアプリケーションです. XVの主な機能は, 各種画像ファイル形式の表示や保存, 変換であり, 画像の作成などは行えません.
取り扱える画像ファイル形式を次にあげます. 画像ファイル形式の詳細は を参照してください.
次のように入力すると, XVの起動画面が表示されます (図14.9).
% xv & <ENTER> % _
また, 次のように表示したいファイルを指定してXVを起動すると, 指定した画像がXVの起動画面の代わりにウィンドウに表示されます.
xv [ファイル名] &
ウィンドウの中で右ボタンをクリックすると, XVのコントロールパネルが表示されます (図14.10). ここではコントロールパネルの機能について説明します.
現在表示されている画像ファイルに関する情報を得る機能です. コントロールパネル上部にある [Windows]から[Image Info]を選択するか, コントロールパネル上でiを入力すると `xv info' ウィンドウが表示されます. このウィンドウには現在表示されている画像に関する情報が示され, その画像に変化があるたびに書き替えられます. 再度同じ操作を行うと `xv info' ウィンドウは閉じます.
現在表示されている画像の色調などの変更を行う機能です. コントロールパネルの[Windows]から[Color Editor]を選択するか, またはコントロールパネル上でeを入力すると `xv color editor' ウィンドウが表示されます. このウィンドウには, RGBの設定やイメージの修正を行うためのさまざまな項目があるので, これらを変更することによって画像の修正を行えます.
Algorithmsは, 画像にぼかしやエンボス化などの特殊効果を与える機能です. コントロールパネル上部の[Algorithms]をプレスして表示される プルダウンメニューに特殊効果の種類が表示されるので, 利用したい効果を選択してリリースします.