SFC CNS GUIDE 2004

4.8 数式の文字フォント

4.8.1 文字スタイル

数式モード内の3つのモードでは,それぞれ出力される数学記号の大きさや形式は異なっています. これはそれぞれのモードで使用される文字スタイルが異なるためです. 数式モードで利用できる文字スタイルを表4.8に示し ます.インライン数式モードでは\textstyleが,ディスプレイ数式モード,番号つきディスプレイ数式モードでは\displaystyleが標準となっていま す.


表 4.8 数式モードの文字スタイル
04_MathFontStyleT.png

数式モード内ではこれらのコマンドによって意図的に文字スタイルを 変更できます.

数式モード内においても文字スタイルの変更 (\pageref{sec:latex-edit-font-style})は可能 ですが,文字サイズの変更(\pageref{sec:latex-edit-font-size}) はできません.文字サイズを 変更したい場合は数式モードの外で文字サイズを変更しなければなりません.

4.8.2 カリグラフ文字

数式モードでは一般の英数字用フォント以外に特殊な文字スタイルであるカリグラフ文 字を利用できます.カリグラフ文字を利用するには\calコマンドを利用しま す.\calコマンドは文字スタイル変更コマンドなのでグルーピン グを利用します.カリグラ フ文字の出力例を次に示します.

04_CaligraphL.png



04_CaligraphO.png

カリグラフ文字はアルファベットの大文字にのみ有効です.

4.8.3 ギリシャ文字

数式モードではSFCの建物の名称にも利用されているギリシャ文字を出力できま す.文章中に出力したい場合はインライン数式 モード([*])を利用します. ギリシャ文字一覧を表4.9に示します.


表 4.9 ギリシャ文字一覧
04_GreekT.png

 

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