ここでは改行,改段落,改ページの方法について説明します.
LaTeXでは文書クラスで定義された1行の長さに合わせて 自動的に改行が行われます. そのためソースファイル中の改行は半角空白と同様,基本的に意味をなしません. 整形後の文書イメージで意図的に改行したい場合には,改行コマンド`'を用います.
LaTeXは,ソースファイル上の 改行2つ分以上の空行を段落の区切りとみなします. また\parコマンドを使用しても段落分けができます. この場合はソースファイル上での改行は必要ありません. 段落が変わると自動的に字下げ(Indentation)が行われます. 字下げをしない場合は\noindentコマンドをその段落の先頭に挿入します.
文書途中で意図的に改ページするコマンドを 表2.16に示します. なお,\samepageコマンドはLaTeXによる自動改ページを抑制するため,前後のページの体裁が悪くなることがあるので注意してください.
次に改行,および改段落の例を示します.