数式モードでは一般に数式は改行されないので,複数行に渡る数式を記述するに はeqnarray,eqnarray*環境を利用します.これはちょうど列 が3のarray環境のような環境で,基本的な記述方法はarray環境に似てお り,左右の列は\displaystyle,中央の列は\textstyleの文字 スタイル()で出力されます. またeqnarray環境はすべての行の数式に番号を振りますが,eqnarray*環 境はまったく番号は振りません.eqnarray環境の記述例を次に示します.
eqnarray環境で番号が必要ない場合は行の区切り``''の直前に \nonumberコマンドを記述します.また\lefteqnコマンドはtabular環境での\multicolumn{3}{l}{数式} ()とほぼ同等の機能を提供し,引数の数式を左寄せ します.行の区切り``''の直後に\labelコマンド ()を記述すれば数式番号の相互参照 ()ができます.