2003 CNS GUIDE
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2.12 箇条書き

箇条書き環境には次の3種類が用意されます.


 itemize … 各項目の先頭に`'のようなラベルをつけて出力する
 enumerate … 各項目の先頭に通し番号をつけて出力する
 description … 各項目の先頭にユーザが指定したラベルをつけて出力する


実際にはこれらの環境の中で,各項目の先頭に\itemコマンドを利用して箇条書きを記述します. また複数の環境を入れ子にすることを``ネスト''といい,入れ子にした回数を``ネストレベル''といいます. ネストレベルの上限はそれぞれの環境によって異なります.

2.12.1 itemize環境

itemize環境では各項目に自動的にラベルがつけられますが,\item[☆]のように記述することで,ラベルを任意のものに指定できます. 4段階までネストでき,ラベルは `' → `-' →  `*' → `・'と変化します.

2.12.2 enumerate環境

enumerate環境もitemize環境と同じく 4段階までのネストできます. ラベルはネストレベルに応じて `1' → `a' → `i' → `A' と変化します.

また,ネストレベルが2と4のenumerate環境では,アルファベットを利用して項目をカウントするため,アルファベットの総数である26個を超えた箇条書きはできません.

2.12.3 description環境

itemize環境やenumerate環境と異なり,description環境はすべての項目のラベルを指定します. 指定したラベルは,英数字(半角)であればボールドで,日本語(全角)であればゴシック体で出力されます. description環境は6段階までのネストができます.

出力されるラベルの書体を変更したいときは,ラベルの指定の際に 書体変更コマンド([*])を用います. 次に各環境の記述例を示します.

2.12.4 複数の種類の箇条書きをネストする場合

箇条書き環境は3種類を織り交ぜてもネストでき,また 合計6段階までネストができます.次に例を示します.