印刷命令のコマンドを取り消すには,ユーザが lprコマンドを実行したホストから lprmコマンド(Line Printer ReMove)を利用します. lprmコマンドのオプションに -P[プリンタ名]を指定して,引数には自分のログイン名か,lpqコマンドで 調べたジョブ番号のいずれかを入力します. プリンタに複数の印刷命令を出していた場合,引数にログイン名を指定するとすべての命令を取り消せます.
% lpq -Pnps1 <ENTER> nps1 is ready and printing Rank Owner Job Files Total Size active t03000tf 22 (standard input) 1332 bytes 1st s03000hf 23 hanako.ps 22342 bytes % lprm -Pnps1 s03000hf <ENTER> prn1: cfA763zz093 dequeued prn1: cfA763zz093 dequeued % _
lpqコマンドの結果の処理状態がactiveになっていると,lprmコマンドでは取り消せません. コマンドミスによって大量のミスプリントが予想される場合は プリンタで直接,印刷の取り消しを行ってください.
プリンタで印刷命令を直接取り消す場合の手順を次に示します.