ネットワークを利用すると,ネットワークに接続された他のコンピュータを利用できます. このとき自分が実際に利用しているコンピュータのことを ``ローカルホスト'' といい,遠隔利用しているコンピュータのことを ``リモートホスト'' といいます.
また,リモートホストにログインすることを ``リモートログイン'' といいます. CNS にはリモートログインをして,作業をするための専用サーバがあります. CNS で利用できるサーバについては 表16.1 を参照してください.
サーバ名 | 用途 |
ccz00 | コミュニケーションサーバ |
ccz01 | |
ccz02 | |
ccz03 | コミュニケーションサーバ・データベースサーバ |
webedit | CGIなどの設定・動作確認用サーバ |
メールサーバ |
ここではこの中でもっとも安全な s系コマンド の使い方を説明します. ファイルのコピー(scp)については を参照してください.
sshコマンドを用いた通信の内容はすべて暗号化されます. sshはSecure SHellの略で,パスワードだけでなく ログイン後の通信内容も暗号化されてやりとりされるので,安全にリモートホストと通信できます.
次にsshコマンドを利用して ccz01サーバでプログラムを実行する例を示します.
% hostname <ENTER> ccz00 % ssh ccz01 hostname <ENTER> t03000tf's password: <ENTER> ccz01 % hostname <ENTER> ccz00 % _
sshコマンドは次のように利用します.
実行するコマンドを省略すると,sshコマンドは sloginコマンドと同じ動作をします.
sshコマンドは `-l'オプションを利用することで リモートログインするアカウントを指定できます. 例えば,あるコンピュータから別のコンピュータに リモートログインする場合に -lオプションを利用します.
% whoami <ENTER> t03000tf % ssh -l s03000hf ccz01 whoami <ENTER> Password: <ENTER> Last login: Mon Apr 14 11:29:42 2003 from otwo48 s03000hf % _