あるファイルが,指定の文字列を含んでいるか検索する場合には,
grepコマンドを利用します.次にgrepコマンドの実行例を示します.
%grep t01000tf file1 <RET>
←`file1'というファイルから検索する
%grep t01000tf file1 file2 file3 <RET> ← `file1', `file2', `file3'から検索する
%grep t01000tf Mail/inbox/* <RET> ←ワイルドカードを用いて複数のファイルを指定できる
この例では,`
t01000tf'という文字列をファイルから検索しています.
grepコマンドの書式を次に示します.
% grep [オプション] [キーワード] [ファイル名]
grepコマンドは,次のオプションを利用できます.オプションは省略できます.
大文字・小文字を区別しないで検索する
キーワードを大文字,小文字を区別せずに検索するには
`-i'オプションを使用します.
grep -i [キーワード] [ファイル名]
%cat file <RET> ←ファイルの中身をcatコマンドで確認
test
Test
%grep test file <RET> ←普通のgrepでは大文字,小文字を区別する
test
%grep -i test file <RET> ←-iオプションをつけると区別しない
test
Test
マッチした文字の行番号を表示する
`-n'オプションを用いるとマッチした文字が何行目にあるか表示できます.
grep -n [キーワード] [ファイル名]
%cat file <RET>
←ファイルの中身をcatコマンドで確認
test
Test
%grep -n test file <RET>
1 :
test ←マッチした文字が何行目にあるか表示する