UNIXの操作/UNIXの基本操作/ターミナルとコンソール

UNIX環境のコンピュータは,シェルにコマンドを入力して操作を行います.しかし実際には,ターミナルというものを用いて,ターミナルの中でシェルを操作しています.ターミナルの存在を意識することはありませんが,ユーザはターミナルを介してシェルとやりとりすることで色々なコマンドを実行できます.また,ターミナルを用いることによって,別のコンピュータで起動したシェルを自分のコンピュータのように操作できます.


コマンドを解釈したり,実行の結果を返すのはシェルの役目ですが,文字の大きさを変更したり,ウィンドウにスクロールバーをつけるなど,画面の表示に関する設定はターミナルで行えます.

また,ターミナルのうち,さまざまなエラーメッセージが出力されるものを``コンソール''と呼びます.コンソールではログイン・ログアウトを行えます.それぞれのウィンドウをターミナルウィンドウ,およびコンソールウィンドウと呼びます.