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5.4 フォントの指定方法

5.2で説明されているようにフォントはフィールドを``-''で連結した形式で指定されている.例を次に示す.

-adobe-helvetica-bold-r-normal-12-120-75-75-p-70-iso8859-1

なお,ここで使用されるフォント名は大文字と小文字とが区別されないので,どちらで指定してもよい.ここで用いられる``-''は,フィールドの区切りを意味する特殊文字である.また``*''および``?''はワイルドカード文字であり,``*''は0文字以上の文字列を,``?''は任意の1文字を表す.

フィールドは``-''も含めて``*''によって省略してもよいが,その場合最初にみつかったフォントが使用される.

-*-helvetica-bold-r-normal-*-*-120-*-*-*-*-iso8859-1

このような指定は次のように解釈される.

-adobe-helvetica-bold-r-normal-12-120-75-75-p-70-iso8859-1

また次のような指定も可能であるが,前者の方がより多くの要素で一致する.

-*-helvetica-bold-r-normal-*-120-*-iso8859-1

この2例を比較すると次のようになる.

-  *  -helvetica-bold-r-normal- * -120-     *    -iso8859-1
-adobe-helvetica-bold-r-normal-12-120-75-75-p-70-iso8859-1
日本語用フォントは英語用フォントに比べて数が少ないので,フォントを指定する際には日本語用フォントが存在するフォントの論理名を指定すること.日本語用フォントが存在しないフォントの論理名を指定した場合は日本語を表示できなくなるので注意してほしい.



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