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1.3 CNSで利用できるコンピュータとその役割

CNSには数多くのコンピュータが存在するが,機種によってその機能は異なる.それぞれのコンピュータ独自の機能,特徴を理解し,目的に応じて使い分ける.CNSのコンピュータはUNIX,Windows,Macintoshという3種類の環境に分類される.

ここでは,この3種類の環境の各コンピュータが提供しているサービスについて説明する.


1.3.1 UNIX環境のコンピュータ

UNIX環境には,本体に接続されたディスプレイ,マウス,キーボードによってユーザが直接操作できるコンピュータ(表1.1)と,目的に応じて,ネットワークを経由して利用するコンピュータ(表1.2)がある.

コンピュータをネットワークに接続したとき,個々のコンピュータをホストという.自分が使っているコンピュータをローカルホストと呼び,ネットワークを介して接続されている他のコンピュータをリモートホストと呼ぶ.

それぞれのコンピュータは固有の名前である`ホスト名'を持っている.ホスト名は,ディスプレイや本体,キーボードの見やすい場所に貼られているシールに記載されている.CNSでは,ホスト名を英文字と数字で表し,英文字は機種ごとに固有である.例えば Sun Ultra 30 (zz???) の場合,zz000のように`zz'で始まり,3桁の数字が続くように決められている.コンピュータを介してコミュニケーションするときなどに,このホスト名が必要となる

直接操作できるコンピュータ

直接操作できるコンピュータは,メディアセンター(1階オープンエリア,語学セクション,新オープンエリア,3階グループ学習室など)および各特別教室(k18,e17,i18,o17,λ11,λ18)に設置されている.これらのコンピュータは,電子メールの利用やレポートの作成など,一般の利用方法以外に,機種によってそれぞれ特徴を持っている.例えば,Silicon Graphics社のコンピュータ(indy??,otwo??)は,画像や音声,動画の処理に優れており,Sun Microsystems社のコンピュータ(zz???,u???)は,Javaによるプログラミングに優れている.

1.1に各コンピュータについて,ホスト名,場所を示す.なお,表ではメディアセンターを`MC'と表記する.


表 1.1: 直接利用できるUNIX環境のコンピュータ
コンピュータ名 ホスト名 場所
Sun Ultra 30 zz??? k18,e17,i18,o17
SGI Indy indy?? MCλ18
SGI O2 otwo?? λ11
SONY NEWS 4000 m?? MC
HP712/60 y?? MC
Sun Ultra 10 u??? MC
DEC Alpha Station 200-4/166 d?? MC
Mitsubishi AmityCN   貸し出し


ネットワーク経由で利用するコンピュータ

ネットワーク経由で利用するコンピュータは,統計処理など他のコンピュータにはない機能を持っており,直接操作できるコンピュータからrloginコマンドを使って利用する.また,家からモデムなどを使ってCNSを利用するときにもこれらのコンピュータを利用する.表1.2に各コンピュータについて,ホスト名を示す.また,これらのコンピュータをサーバマシンと呼ぶ.


表 1.2: ネットワーク経由で利用するUNIX環境のコンピュータ
コンピュータ名 ホスト名
Solborne Series 5E/702 cs1
SONY NEWS-5000TF ccn16-18
Sun SPARCstation 10/51 ccs00-02
DEC ALPHA Server 2000-4/266 cca00
IBM SP2 iss.sp
Sun Ultra Enterprise 3000 ccz00-01
Sun Ultra Enterprise 450 ccz02-03

1.3.2 Windows環境のコンピュータ

Windows環境のコンピュータは,メディアセンター1階ワークステーションルームA/Bに設置されている(WindowsNT).また,メディアセンターCNSコンサルタントではラップトップコンピュータの貸し出しを行っている(Windows98).ラップトップコンピュータは,各教室に設置されている情報コンセントを利用した接続や,WaveLANと呼ばれる無線LANを利用した接続によってCNSを利用できる

Windows環境のコンピュータでは,Microsoft Officeを利用して文書の作成や表計算,プレゼンテーション資料の作成などを行える.また,JMP INという統計処理ソフトウェアや,ワークステーションルームA/BにあるWindowsNTのコンピュータでは日経テレコン21というデータベースを利用できる.これらの操作方法については,SFC データベースガイドで説明されている.


表 1.3: Windows環境のコンピュータ
コンピュータ名 ホスト名 場所 特徴,利用方法
IBM PC350 arpc?? MC Microsoft Office,統計処理,データベース
Mitsubishi AmityCN   貸し出し Microsoft Office,統計処理,LAN接続

1.3.3 Macintosh環境のコンピュータ

Macintosh環境のコンピュータは,メディアセンター1階オープンエリアおよびλ21に設置されている.Macintoshは,画像を扱う作業に適しており,スキャナを利用して写真やイラストをコンピュータに取り込める.また,λ21特別教室では,シンセサイザに接続されたMacintoshによって作曲や演奏を行える.メディアセンターのMacintoshでは,ビデオから画像を取り込み,編集してHi8やDV (デジタルビデオ)などへ保存できる.これらの作業については,SFC AVガイドで説明されている.


表 1.4: Macintosh環境のコンピュータ
コンピュータ名 ホスト名 場所 特徴,利用方法
Apple PowerMacintosh 7600/132 pmac?? λ21 シンセサイザ,画像音声編集
Apple PowerMacintosh 7100/80AV pmac?? λ21 シンセサイザ,画像スキャン
Apple PowerMacintosh 8100/100AV avmac?? MC 画像スキャン
Apple PowerMacintosh 9600/233 avmac?? MC 動画音声およびビデオ編集



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