SFC CNS GUIDE 2004

2.4 脚注

 

本文に対するコメントや用語の簡単な説明を加えたりする場合,本文中に書き加えるよりは,欄外に書き添えた方が読みやすくなります.LaTeXでは \footnoteコマンドを用いて,文書中の特定の語句に脚注をつけられます. \footnoteコマンドは脚注をページ の下部に小さくまとめて出力し,どのキーワードに対する注釈かを示すための小さな記 号や番号をつけます.次に書式を示します.

02_FootNote.png

次に\footnoteコマンドの記述例と出力例を示します.

02_FootNoteL.png

02_FootNoteO1.png


\footnoteコマンドは一部の環境やコマンドとともには利用でき ません.このような場合は次に 示す\footnotemark,\footnotetextコマンドのペアを用います.

2.4.0.1 \footnotemark, \footnotetextコマンド

tabular環境([*])などで \footnoteコマンドを利用すると,対 応づけのための番号は出力されるものの,脚注そのものが出力されない という問題が生じます.このような場合は\footnoteコマンドの代わり に\footnotemark,\footnotetextコマンドのペアを用います.

2つのコマンドのうち,\footnotemarkコマンドは対応づけのための番号のみを出 力します.このコマンドは脚注をつけるキーワードの直後に記述します.一方 ,\footnotetextコマンドは実際に脚注として出力したい文書を記述するための コマンドで,tabular環境などの\footnoteコマンドが正常に機能しない 環境やコマンド引数の外で用います.対応づけのための番号が正しく一致し ない場合は\footnotetextコマンドにオプション引数を用いて番号を指定する 必要があります. tabular環境内で\footnotetextコマンドを用いた 記述方法と その出力例を図 2.2に示します.

02_FootMarkL.png 02_FootMarkO1.png
02_FootNoteO2.png
図 2.2 \footnotetextコマンドの記述例と出力例
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