SFC CNS GUIDE 2004

4.2 SSI

Webページに設置されているアクセスカウンタや訪問者リストなどは, SSI (Server Side Includes) の機能を利用して作成できます. ここではSSIの概念や記述の方法を説明し,利用例を紹介します.これらの機能の詳細は,市販の参考書 などを参照してください.

4.2.1 SSIの機能

SSIとはHTML文書中に特殊なHTMLのコメントを挿入することにより, サーバ内で特殊な HTMLのコメントの記述を解釈して,指定したコマンドの実行結果や, 指定したファイルにその部分を置き換える機能です.

通常,Webブラウザからページの送信要求を受けると,Webサーバは指定されたファイルの内容をそのまま Webブラウザに送信します.しかし,拡張子が`.shtml'であるファイルの送 信を要求受けた場合,ファイル中に次のようなHTMLのコメントを挿入することにより, サーバ側がコメントの場所に実行コマンドの 結果などに置き替えてWebブラウザに向けて 送信します(図4.6).

図 4.6: SSIの機能
04_SSI

4.2.2 SSIの書式と実行例

ページの中にSSIの記述をするには,次の書式を用います.

<!--#COMMAND TAG1="VALUE1" TAG2="VALUE2" [...]-->
  

COMMANDには次のものが指定できます.

図 4.7: configコマンドの例
<!--#config errmsg="エラーメッセージ"-->
SSIでエラーが発生した場合、ここで設定したメッセージが出力される。
<!--#config timefmt="%y/%m/%d/%H:%M"-->
#echoや#flastmodで日時を表示する際の形式指定。
        
図 4.8: echoコマンドの例
このファイルの名前は<!--#echo var="DOCUMENT_NAME" -->です.
現在時刻は<!--#echo var="DATE_LOCAL" -->です.
図 4.9: includeコマンドの例
来訪者リスト<br>
<!--#include VIRTUAL="list.txt">
図 4.10: flastmodコマンドの例
このページは
<!--#flastmod VIRTUAL="list.html" -->に更新されました.<br>
link.htmlは
<!--#flastmod VIRTUAL="/~t00000tf/link.html" -->
に更新されました.
図 4.11: execコマンドの例
現在時刻は<!--#exec cmd="date" -->です<br>
あなたは<!--#exec cgi="counter.cgi" -->人目のお客様です.
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