2003 CNS GUIDE
copyright
 

10.7 日本語の入力

Emacsでは日本語を利用するために,``たまご''というEmacs上のかな漢字入力システムを利用して ひらがなを入力し,`Wnn'というかな漢字変換システムで 必要な部分をひらがなから漢字に変換します.

10.7.1 半角と全角

文字には半角と全角の2種類があります. 半角文字とは,縦と横の比率が2:1で表示される文字のことです. 全角文字は漢字やひらがな,カタカナなど,半角文字を横に2つ並べた大きさに 表示される文字のことをいいます.

10.7.2 英文字の入力

Emacsのモードラインの左端が,次のように`[--]'になって いる状態をたまごの``透過モード''といい,この状態では半角英数字,半角記号しか入力できません. Emacsの起動時には透過モードになっています.

[--]-J:--  *scratch*         (Lisp Interaction)--L1--All----------

10.7.3 ひらがなの入力 -- (C-\,C-\)

ひらがなを入力するには,透過モードでC-\ (またはC-\)を 入力します. モードラインの左端に`[あ]'が表示され,``ローマ字かなモード''に切り替わります.

[あ]-J:--  *scratch*         (Lisp Interaction)--L1--All----------

ローマ字かなモードでは,ローマ字のようにキーボードから入力することで,ひらがなを表示できます. ローマ字かなモードで文字を入力すると,ローマ字かな変換されたひらがなが,縦棒2本の間に表示されます. 例えば,キーボードから `keiou'と入力すると,次のようにウィンドウに表示されます.

|けいおう|

ひらがなの両側の縦棒を``フェンス''といい,フェンスが表示されている状態を``フェンスモード''といいます. フェンスモードでは,ひらがなから漢字への変換ができます. 漢字に変換する必要がない場合,C-lまたは<ENTER>を入力すると,フェンスが消えてひらがなの入力が完了します. 透過モードに戻るためには,C-\ (C-\)をもう一度入力 します.

10.7.4 漢字への変換 -- (<SPACE>,C-w)

ひらがなを漢字に変換するにはフェンスモードで<SPACE> またはC-wを入力します.

はじめてかな漢字変換を行うときには,変換に必要なファイルを作成するための 確認がエコーエリアに表示されるので,すべて yで答えてください.
すると``漢字変換モード''になり,フェンス内が漢字かな混じりになり,モードラインには次のように表示されます.

[漢]--:**  *scratch*         (Lisp Interaction)--L1--All----------

複数の変換候補がある場合. 次候補を表示するには<SPACE> またはC-wを入力します. 例えば,`shounan'と入力し漢字変換すると,小難→沼南→湘南の順で変換され次のように表示されます.

慶應義塾大学|南|

C-lまたは<ENTER>を入力すると,フェンスが消えて漢字の入力が完了します.

10.7.5 候補一覧

漢字変換モードで`M-s'を押すとエコーエリアに 次のような漢字の候補一覧が表示されます.

次候補: 0.湘南 1.沼南 2.小難 3.省難 4.小何 5.省何 6.ショウナン

<SPACE>で移動し,<ENTER>で選択します.

10.7.6 ログイン名の変換

CNS 固有の辞書の機能としてログイン名の変換があります. CNS ではユーザの名前およびログイン名がWnnの辞書に登録されており,名前を変換することでログイン名を調べられます.

例えば,``ふじさわ''を変換すると,ふじさわ→藤沢→t03000tf(藤沢 太郎)→ ... のように,``ふじさわ''という名字を持つユーザを表示します. ただし,新入生は利用者登録を行うまで,変換を行っても表示されないことがあります.