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cpacer

1.2 メールクライアントの機能

クライアントの基本的な機能には次のようなものがあります.

1.2.1 メッセージの受信

1.2.1.1 メッセージの読み込み

クライアントはPOP3サーバからメッセージを読み込みます. メッセージを読み込む際, サーバにメッセージを残すか削除するかを選択できま す.

1.2.1.2 添付ファイルの受信

メッセージに添付された画像ファイル・文書ファイル など,本文の他にファイルを受信できます. 添付ファイルは任意のディレクトリに保存し, アプリケーションを利用して表示できます.

添付ファイルではプログラムファイルも送れるため,悪質なウィルスファイルが送られてくる可能性もあります.信用できる相手からのファイル以外は,安易に開かないようにしましょう.

1.2.1.3 メッセージの検索

受信したメッセージは量が増えると, 表示させたいメッセージがどこにあるか わからなくなってしまうことがあります. その際, ヘッダのフィールドの情報からメッセージを検索し 表示できます.

1.2.2 メッセージの送信

1.2.2.1 宛先

メッセージを送りたいときは, To:(宛先)フィールド にメールアドレスを書きます. 宛先のメールアドレスは複数指定できます. また, そのメッセージを参考までに読んでもらいたい人がいる場合は, その人のメールアドレスを Cc:(カーボンコピー)フィールドに書きます. To:フィールドに書かれたメールアドレスと Cc:フィールドに書かれたメールアドレスは, 受信したメッセージにすべて表示されるため, 受信者は誰にメッセージが送られたかがわかります.

また, メールアドレスは個人情報でもあるので, 他の受信者に知らせたくない場合もあります. その場合には, Bcc:(ブラインドカーボンコピー)フィールド にメールアドレスを書きます.

Bcc:フィールドにメールアドレスを書かれて 送られてきたメッセージは, To:フィールドとCc:フィールド に書かれているアドレスを確認でき, そのメッセージが誰に送られたかがわかります. しかし, To:フィールドとCc:フィールド で宛てられてメッセージを受け取った人は, Bcc:フィールドがメッセージに表示されないため, 他に誰にメッセージが送られているかはわかりません.

また, 宛先を複数の人が入っている ``メーリングリスト'' のアドレスにすると, アドレスは1つでも複数の人にメッセージを送れます.

1.2.2.2 メッセージの送信

クライアントは設定されたSMTPサーバを利用し, 宛先のメールアドレスにメッセージを送ります.