あるディレクトリの中にどのようなファイル・ディレクトリが 存在するかを調べるには, lsコマンド(LiSt)を使用します.
% ls <RET> ←lsコマンドでカレントディレクトリのファイルを表示 Mail Wnn report.tex % _
lsコマンドは指定したディレクトリに存在するファイル・ディレクトリを表示できます. 引数を指定しない場合, カレントディレクトリに存在するファイル・ディレクトリを一覧表示します.
ディレクトリを指定するためには, lsに続けてディレクトリ名を指定します. ディレクトリ名は絶対パス, 相対パスのどちらでも指定できます.
% ls Mail <RET> drafts inbox % ls /home/t02000tf/Mail <RET> drafts inbox % _
% ls [オプション] [ディレクトリ名] <RET>
■全てのファイル・ディレクトリを表示する | |
あるディレクトリの中のファイル・ディレクトリをすべて表示するには `-a'オプションを指定します. アプリケーションに必要な設定が記載されたファイルなど, 通常あまり利用しないファイルを``隠しファイル''といい, -aオプションを指定するとこれら隠しファイルも含めて表示されます. 隠しファイルの名前はドット(`.')ではじまります. | |
書式 | ls -a [ディレクトリ名] <RET> |
% ls <RET> ← 隠しファイルは表示されない Mail Wnn report.tex % ls <RET> ← -a オプションをつけると全て表示できる . .cshrc Mail report.tex .. .login Wnn % _ |
■ファイル・ディレクトリ情報を付加する | |
何もオプションを指定しない場合, lsコマンドはファイル・ディレクトリ名を一覧表示するだけで, それらがファイルなのかディレクトリなのかを区別できません. ファイルの種類を確認するには, `-F'オプションを指定します. | |
書式 | ls -F [ディレクトリ名] <RET> |
% ls -F <RET> Mail/ Wnn/ report.tex % _ |
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-Fオプションでは ディレクトリ名に`/' (スラッシュ)を, 実行ファイルに`*' (アスタリスク), シンボリックリンクに`@' (アットマーク)を付加します. |