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cpacer

3.2 プリンタの状況確認 -- (lpq)

プリンタに印刷命令を出しても 他の人が先に印刷しようとしている場合, すぐには印刷されず順番待ちになります. プリンタの印刷稼働状況を調べるには, lpqコマンドを利用します. lpqはLine Printer Queueの略です. lpqコマンドはプリンタ名を指定して 実行します.

% lpq -P[プリンタ名] <RET>
% lpq -Pnps1 <RET>
nps1 is ready and printing
Rank   Owner      Job  Files                 Total Size
active t02000tf   192  (standard input)      63477 bytes
1st    s02000hf   193  report.ps              1332 bytes
2nd    s02000hf   194  cns.ps                 3453 bytes
% _

実行例の最初の1行目はプリンタの状態を示しています. この例ではユーザからの命令を受け付け, 印刷できる状態であることを表しています. 3行目からが各ユーザの印刷の順番です. 左から印刷待ちの状態, 印刷を実行したユーザ, プリンタで処理する際のジョブ番号, 印刷するファイル名, ファイルの容量 が表示されています.

印刷待ちの表示は, 現在処理中の場合activeが表示されており, 順番待ちの場合は印刷される順番の予定が表示されます. 印刷キュー ([*]) に自分の命令が表示されなくなったら, そのファイルは印刷されたことになります.また lpqコマンドを実行したときの`no entries'と いう表示は現在そのプリンタ の利用者がいないことを表しています.

% lpr -Pnps3 file1.ps <RET>
% lpq -Pnps3 <RET>
nps3 is ready and printing
Rank   Owner      Job  Files                 Total Size
active t02000tf   23   (standard input)      3477 bytes
1st    s02000hf   24   file1.ps              4522 bytes
% lpq -Pnps3 <RET>
nps3 is ready and printing
Rank   Owner      Job  Files                 Total Size
active t02000hf   24   file1.ps              4522 bytes
% lpq -Pnps3 <RET>
no entries
% _