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cpacer

2.2 UNIX環境でのPSファイルへの変換

2.2.1 テキストファイル

テキストファイルをPS形式に変換するには a2psコマンドを利用します. `-p'オプションを指定すると 1枚に1ページ分が印刷され, オプションを指定しない場合は1枚に2ページ分が印刷されます. また,a2psコマンドの実行結果が 標準出力([*])に 表示されるので,PSファイルとして保存する場合には リダイレクション([*]) を用いて新しいファイルの名前を指定します. 次に書式を示します.

% a2ps -p [ファイル名] > [PSファイル名] <RET>

次に`file.txt'というファイルを PSファイルに変換して, `file.ps'という名前で保存する例を示します. PSファイルの名前は識別のために拡張子を `.ps'とするのが一般的です.

% a2ps -p file.txt > file.ps <RET>

通常,a2psコマンドを利用すると,枠に囲まれた形でA4サイズの紙を横 に半分使用してプリントされます.縦にプリント する場合や,ヘッダが必要ない場合にはオプションをつけて利用しま す.表[*]におもなオプションを示します.

表: a2psコマンドのオプション
書式 意味
-n 行番号を付加する
-nh ファイル名や印刷した時間などが明記されたヘッダを出力しない
-ns その枠を出力しない
-nt ページの末尾のファイル名を出力しない

2.2.2 dviファイル

dviファイル([*])をPSファイルに変換する場合には dvi2psコマンドを利用します. 実行の方法と実行の際の標準的な画面出力の例を次に示します.

% dvi2ps [dviファイル] > [PSファイル] & <RET>

% dvi2ps filename.dvi > filename.ps <RET>
@(#)dvi2ps (j-version) 2.0j
[/usr/local/share/dvi2ps/dvi2.ps] [/usr/local/share/dvi2ps/fonts/ascfix-m.ps] 
Prescanning .
Reading font info .......
[1] 
% _

ページ数やファイル中で貼り込まれたEPSファイル名などが表示され, PSファイルが生成されます.

2.2.3 画像ファイル

GIF形式やJPEG形式 などで保存された画像ファイルをプリンタから印刷する場合も, テキストファイルと同様にPS形式に変換します. 画像ファイルはXVを用いてPS形式に変換してファイルに保存します. XVを用いての画像形式変換については 画像のPS形式への変換([*])を参照してください.

2.2.4 Netscape

Netscapeを利用するとWebページをPS形式で保存できます. 詳しくはWebページの保存([*]) を参照してください.