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1.1 マルチメディアデータ

コンピュータは,情報をデジタル化することで, 文字の他に画像や動画などのさまざまな形態の情報を 扱えます.このようにデジタル化されたデータを統合したものをマルチ メディアデータといいます.

マルチメディアデータには,質を重視したり,データ量 を最小限におさえたい場合など,それぞれの使用目的によってさまざまな保存形式が あり,利用できるアプリケーションも異なります.

画像や動画,音声データをデジタル化する利点としては, 複製の際の劣化がすくない, データの修正が行いやすい,ネットワークを経由してデータを大量に配信できるなど があげられます.近年では,コンピュータの高性能化により, 通信・放送・出版などの業界において既存のメディア にかわる手段として幅広く利用されています.

コンピュータで扱えるマルチメディアデータは,大きく3つに わけられます.

1.1.1 画像データ

画像データには構造・色の記述方法と・圧縮方法 の違いによってさまざまな種類のファイル形式があります. それぞれの特徴を生かし,目的に合わせて形式を 選択できます. 画像ファイルの性質については[*]を, CNS で使えるアプリケーションについては[*]と SFC AV ガイドを参照してください.

1.1.2 音声データ

音声データは, 人の声や音楽などのアナログ音声信号を変換してデジタルデータとして 記録するものや,音色,音程などをデジタル化した音楽信号を記録する ものなど,保存方法や圧縮方法によってさまざまなファイル形式があります.

音声ファイル形式の概要については[*]を参照してください.

1.1.3 動画データ

デジタルデータではパラパラ漫画のように 静止画像を連続的に表示することで動画データを表しています. ファイル形式や利用するアプリケーションに よってひとつひとつの静止画像の 生成方法に違いがあります.

動画ファイル形式の概要については[*]を, 動画データを扱うために必要な アプリケーションやメディアセンター内の機器 についての詳細はSFC AV ガイドを参照してください.