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3.2 タイトル


で文書にタイトルをつけるには,次の2つの方法がある.


3.2.1 \maketitleコマンド

\documentclass{...}
\title{...}  -+
\author{...}  |プリアンブルに記述
\date{...}   -+
\begin{document}
\maketitle → 本文領域内に記述

\maketitleコマンドを用いてタイトル,著者,日付を指定すると,文書スタイルに合わせてタイトルが整形される. article系のドキュメントクラスではページの上部がタイトル部分となり,上から順にタイトル,著者,日付がセンタリングして整形される.一方report系やbook系のドキュメントクラスではタイトル用に表紙が1ページ確保され,ページ中央に上から順にタイトル,著者,日付がセンタリングされて整形される.

\maketitleコマンドを使用する際には, \title\author\dateコマンドを必ず プリアン ブルに書かなければならない.1つでも足りないとエラーとなるので,不必要ならば引数を指定せず,コマンドだけを書く.ただし,\author{}のようにコマンドの引数を示す中括弧 は忘れないこと.

\maketitleコマンドの位置は必ず本文領域でなければならない.間違えてプリアンブルに書くと,タイトルを出力したページの出力がおかしくなる.\maketitleコマンドをプリアンブルに書いてもエラー表示はされないので注意すること.



3.2.2 titlepage環境

\begin{titlepage}
  ・
  ・
  ・
\end{titlepage}

titlepage環境を用いると自由にタイトルをデザインできる. titlepage環境はドキュメントクラスに関係なく表紙を用意する.なお例の中で用いられている\todayというコマンドは を処理した日付を自動的に出力する.

次にtitlepage環境の実行例を示す.




\begin{titlepage}
\begin{center}
\vspace*{12pt}\\
{\large\itshape Sous le Ciel de Paris}
\vspace{6pt} \\
\begin{tabular}{rl}
氏名 & 藤沢花子\\
学部 & 総合政策学部\\
ログイン名 & s00000hf
\end{tabular} \vspace{3pt} \\
\today \vspace{12pt} \\
\end{center}
\end{titlepage}





Sous le Ciel de Paris


氏名 藤沢花子
学部 総合政策学部
ログイン名 s00000hf


April 4, 2000








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