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1.3 HTMLとリンク機能

WWWサーバで公開されている情報は,主にHTML (Hyper Text Markup Language)と呼ばれる言語で記述されている.HTML形式のファイルは文字情報のみだが,WWWブラウザなどで表示させた場合,文字以外の情報(画像,音声,動画など)も含められる.このようなHTML形式のファイルを``ページ''と呼ぶ.

HTMLの特徴の一つに,ページの中に書き込まれた文字や貼りつけられた画像をクリックすることにより,他の場所にある情報を参照できるリンクという機能がある.例えば,WWWサーバAで公開されているページ(α)の中に貼りつけられた画像に,WWWサーバB上で公開されているページ(β)へのリンクが設定されているとする.このとき,ユーザがWWWブラウザに表示されているページ(α)の中の画像をクリックすると,WWWブラウザは自動的にWWWサーバBに対してページ(β)の送信を要求し,表示する(図1.2).


図 1.2:リンク機能
図 1.2:リンク機能


この機能により,ユーザはWWWサーバを意識することなく,また入手する情報のURIを知らなくても,関連する情報を入手できる.CNSのWWWサーバで情報を公開する方法に関しては第VI部 3を参照すること.



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