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3.5 スペルチェック -- (M-x spell-buffer)

Muleにはスペルミスをチェックする機能がある.スペルチェックは,単語,指定範囲内,バッファ全体,入力した文字列と,目的に合わせて使い分けられる.

表示されているバッファ全体のスペルチェックをするにはM-xspell-bufferと入力し,<RET> を押す.するとエコーラインには次のような表示がされ,バッファの先頭からスペルチェックが始まる.

Checking spelling of buffer....
例えば,domainをdomeinと間違えたときには,エコーラインに次のように表示される.

`domein' not recognized; edit a replacement:  domein_
その単語が正しければ,ここで<RET> を入力する.間違っていれば`edita replacement: 'の後の単語(この例では`domein'→ `domain')を訂正してから<RET> を押す.するとエコーラインに次のように表示される.

Query replacing \b with domain: (? for help)
ここで,y<SPACE>を押すと置換が始まり,その単語が現れるたびに訂正するかを確認してくる.n<RET> を押すと置換しない.1つの単語の置換が終わると,次のスペルミスした単語に移る.対話型置換の応答の仕方は文字列置換と同様である(表3.2).なお,テキストが日本語だとスペルチェックは正しく機能しない.

3.4にスペルチェックに関するキー操作を示す.


表 3.4: スペルチェック
キー操作 意味
M-x spell-word カーソルの下,または次にある単語のスペルチェックを行う
M-x spell-region 現在指定されているリージョンに含まれる単語のスペルチェックを行う
M-x spell-string エコーエリアに入力した文字のスペルチェックを行う
M-x spell-buffer 現在編集しているバッファに含まれる単語のスペルチェックを行う

 



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