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1.1 Muleの機能

MuleはUNIX環境で広く利用されている代表的なテキストエディタである.テキストエディタの本来の機能はテキストのみで構成されるファイルの作成および編集であるが,Muleは単なるエディタとしてだけではなく,さまざまな用途に利用できる.ここではMuleの機能について簡単に説明する.

ファイルの作成と編集

レポートやプログラムのソースコードなどは,CNSではテキストファイルとして保存されている.また,保存したレポートやプログラムは何度も手直しすることが多いので,ファイルの編集作業が必要となる.Muleはこうしたテキストファイルの作成や編集を行うアプリケーションである.

多言語機能

Muleは,日本語,英語だけではなく,世界中の多くの言語を統一的に同時に扱うことができる.朝鮮語,中国語,ロシア語,フランス語など,多くの言語を1つの文書の中に混在させて入力できる

メールの読み書き

MuleではMewを利用して電子メールを読み書きできる.Muleには文書作成機能があるので,Muleを利用してメールを作成すると便利である

その他の機能

UNIXコマンドは通常シェルから実行されるが,Muleからでも実行できる

Muleの機能の多くは,Emacs Lispと呼ばれる言語で書かれている.この言語を用いてプログラムを書くことによって,Muleの動作を自分の使いやすいようにカスタマイズできる.



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