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2.3 メッセージの表示 -- write

自分と同じホストにログインしている他のユーザの画面にメッセージを表示するには,writeコマンドを実行する.メッセージを送りたいユーザが自分と違うホストにログインしている場合は,その相手がログインしているホストにリモートログインしてから,write コマンドを実行する必要がある.

% write [ログイン名]<RET>
writeコマンドを利用するには,コマンド名に続けてメッセージを送る相手のログイン名を入力する.ここで,プロンプトが表示されなくなるので,メッセージを入力する.writeコマンドでは英数字以外を用いられない.メッセージを入力し<RET> を押す度に,相手のユーザのウィンドウに表示される.C-dを押すと writeコマンドが終了し,プロンプトが表示される. writeコマンドは後述するtalkコマンドや phoneコマンドなどとは異なり,相手に一方的にメッセージを送ることしかできない. fingerコマンドの結果でTTYの欄に`*'がついている場合,その端末へのwriteコマンドは実行できない.
% write s99000hf<RET>
onaka suita.<RET>
nanika tabeni ikanai?<RET>
<C-d>
% _
ユーザがwriteを受けるとビープ音が鳴り,画面にメッセージが表示される.
       Message from t99000tf on ccz00 (pts/15) [ Wed Dec 31 19:58:19 ] ...
onaka suita.
nanika tabeni ikanai?
EOF
writeコマンドのために画面の表示が乱れてしまうことがあるが,その場合は,C-lを押すことによって画面の再表示が行われ,もとの状態に戻る.これはシェルにmule -nwでMuleを起動している場合も同様である.
writeコマンドで画面上に書かれたメッセージは,1度消してしまうと再表示できない.



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